脅されてお金を請求されている場合の対応!支払ってはダメ!
脅されてお金を請求されているケースでは二通りのパターンが考えられます。一つはそもそも法的にも全く支払う理由がないのに自分勝手な不合理な理由で金を請求されているケース。もう一つは、脅されてはいるものの、法的にはお金を返さなければならないケースです。
前者の場合は、法的にもお金を支払う理由がないのだから、お金を請求されても支払ってはダメというのはそりゃそうだろと思うかもしれません。ただ、法律の専門家でなければ法的にお金を支払う必要がないのかあるのかの判断がそもそも難しいです。そのような状況でいろいろ言われて脅し文句のようなことを言われると、早くこの状況を終わらせたいと思い支払ってしまう人もいるのです。ただ、ここでお金を支払ってしまうと相手はさらに他の理由も持ち出してお金を請求してきます。正当な理由もないのに自分勝手な理由で脅し文句を使いながらお金を請求してくる人が、1回お金を支払っただけで大人しくなるはずがありません。
後者のケースでは法的にはお金を返さないといけないので、お金を支払うこと自体は問題ではありません。もっとも、後者のケースでも、合意書などの書面を作成するなどしないと、引き続きあれこれ請求されることもあり得ます。一番ダメなのは、領収書も貰わずに手渡しで支払ってしまうことです。お金を支払うのであれば支払った記録を残すために振込にしましょう。相手が振込はできないので手渡しでしか受け取らないというのであれば支払う必要はないです。そのようなことを言う人は何か悪いことを企んでいますから、必要以上に警戒しましょう。
弁護士に依頼するとお金がかかるのでできるだけ自分で対応しようと考える人もいます。ただ、自分で対応したために不必要なお金を支払って弁護士費用以上のお金を損することもあり得ます。相手にお金を支払う前に一度弁護士に相談はしたほうがいいでしょう。ちなみに一度お金を支払ってしまうと、後から恐喝だ、詐欺だといってもお金を取り返すことは、現実的にはかなり難しいです。