実際に起きた事故と過失割合の判断とは?
信号待ちの場面で、原付バイクが車の横をすり抜けて、
前に出て停止する光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
実はこの「ちょっとした行動」が、重大な事故や責任問題につながることがあります。
今回は、原付バイクとトラックが関係する実際の判例をもとに、過失割合の判断について解説します。
🚚 事故の状況
- 赤信号でトラックが停車中
- 左側をすり抜けた原付バイクがトラックの左前方に停止
- 青信号に変わり、原付が先に発進
→ しかしすぐにトラックの加速が上回り、トラックの横を通過 - その際、原付バイクのハンドルがトラックと接触し、転倒
トラック運転手は「原付が死角に入っていて、接触するまで存在に気づかなかった」と主張。
一方、原付バイク側は「追突されたのだから自分に過失はない」と反論しました。
⚖️ 裁判官の判断
裁判所は、双方の言い分を踏まえたうえで、次のように判断しました:
- 原付バイクは、トラックの左側をすり抜けて“左前角”に停止した
- この位置は、接触事故を誘発する危険が高い場所である
- トラックにも安全確認義務違反があるものの、
事故の原因として原付の進路選択のほうが重大
よって、過失割合は以下のとおり認定されました:
- 原付バイク:55%
- トラック:45%
💡 解説とポイント
- トラックの死角に入る位置で停止する行為は非常に危険
- たとえ相手が大型車であっても、原付にも進路選択における注意義務がある
- 裁判所は、「事故を誘発しやすい行動」そのものを重視して評価
つまり、「止まっていたから安全」「前に出ただけだから悪くない」
という主張が通らないケースもあるということです。
✅ まとめ
- 信号待ち中のすり抜けや先回り行為は、過失が大きく問われるリスクがある
- トラックなどの大型車両には死角が多く、安全確認にも限界がある
- 裁判所は「誰の行動が事故に強く寄与したか」を重視して判断する
🚨 バイク事故でお悩みの方へ
「自分は悪くないと思っていたのに過失が大きいと言われた」
「死角にいたから気づかなかったという主張は認められるのか?」
こうした疑問がある方は、ぜひ当事務所までご相談ください。
事実関係に即した適正な判断と、あなたにとって最善の対応を提案いたします。


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