裁判所が判断した過失割合とは?
高速道路を降りて一般道路に合流するとき、注意を怠ると大きな事故につながります。
今回は、合流時に本線の車と接触した事案について、裁判所の判断をご紹介します 。
🚗 事故の状況
- 高速道路を出て、一般道路へ合流しようとした車
- 本線を走行していた車
- 双方の車両が合流地点で接触
- 結果、両車の側面がぶつかる形で事故発生
⚖️ 裁判所の判断
裁判所は次のように判断しました。
- 合流を試みた車には「安全確認を尽くす義務」がある
- そのため、合流車の過失は大きい
- ただし、本線の車にも「合流してくる車への注意義務」がある
この結果、過失割合は以下のとおりとされました。
- 合流車:70%
- 本線車:30%
💡 ポイントと考察
- 一般的に「合流車の過失が大きい」とされるのが実務の傾向
- ただし、本線側も「絶対にゼロ」とはならず、注意義務違反が問われる場合がある
- 裁判所は「合流側7:本線側3」という形でバランスを取った
✅ まとめ
- 高速道路から一般道路への合流事故では、合流側の過失が大きく認定されやすい
- 本線車にも一定の注意義務があるため、ゼロ過失は難しい
- 本件では「合流車70%:本線車30%」という判断が示された


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