過失が大きいのはどっち?裁判例を紹介
「停車中のトラックに後ろから車がぶつかった」――
このようなケース、一見すると「後ろから来た車が悪い」と思われるかもしれません。
しかし、トラックはただ停まっていただけではなく、
運転席のドアを開けて作業していたのです。
実はこのドアの先端が、隣の第2車線にはみ出していたことが、事故の原因になりました。
🚗 事故の概要
- トラック:第1車線に停車中。運転席のドアを開けて作業中
→ ドアの先端が第2車線にはみ出していた - 車:後方から直進し、第2車線を通行中にトラックのドアに衝突
どちらも「自分に過失はない」と主張しました:
- 車の運転手:「急にドアが出てきた。自分に非はない」
- トラック側:「後方から来てぶつかったのだから追突と同じ。自分に非はない」
🧑⚖️ 裁判官の判断は?
裁判所はこのように判断しました:
- 確かに、トラックのドアが第2車線にはみ出していたことには一定の過失がある
- しかしながら、車の運転手は少し進路を変えれば回避できたはず
よって、過失割合は以下のように認定されました:
- 車の過失:80%
- トラックの過失:20%
💡 解説とポイント
この裁判例からわかる重要なポイントは以下のとおりです:
- 停車中であっても、はみ出し行為(ドアの開放など)には注意義務がある
- ただし、後方から走行してきた車両には、回避可能性があった場合は高い過失が問われる
つまり、「動いていたかどうか」ではなく、状況全体を見て“回避可能だったかどうか”が重視されるのです。
✅ まとめ
- 第1車線に停車中のトラックが作業中にドアを開けた場合、車線をはみ出すと過失が発生
- 後方から来た車両も、「少し避ければ回避できた」と判断されると大きな過失が認定される
- 過失割合は、車80%、トラック20%という結果に
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