驚くべき過失割合!
原付バイクが車の間に車線変更した直後に追突された実例
交通事故の場面では、「追突=追突した車が悪い」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。ところが、実際の裁判例では必ずしもそうはなりません。今回は、原付バイクと自動車の事故について、裁判官がどのように過失割合を判断したのかをご紹介します。
事故の状況
- 車は側道を走行
- 原付バイクは本線の左側車線を走行
- 側道と本線が合流する地点で、原付バイクが車と車の間に車線変更
- 車線変更から約2秒後、後方から来た車が追突
- 原付バイクは追突の衝撃でバランスを崩し、転倒
双方の主張
- 車の運転手の主張
「原付バイクが無理な車線変更をした。だからバイクに80%の過失がある」 - 原付バイクの主張
「車が前方不注意で追突したのだから、車の過失は90%だ」
裁判官の判断
裁判所は、単なる追突事故ではなく「車線変更直後の事故」である点を重視しました。
結果は――
- 原付バイクの過失:60%
- 車の過失:40%
つまり、追突した車の責任もあるものの、無理なタイミングで車線変更を行った原付バイクの責任のほうが大きいと判断されたのです。
弁護士の見解
このケースは、「追突=全面的に追突車の責任」とはならないことを示す典型例です。
特に車線変更は、道路交通法上も「安全を確認したうえで行わなければならない」とされています。変更直後に事故が発生した場合、どうしても変更した側の過失が大きく認定されやすいのです。
まとめ
- 追突だからといって必ず後続車が全面的に悪いわけではない
- 車線変更直後の事故は、変更した側に大きな過失が認められる
- 今回のケースでは、原付バイク60%、車40%という判断
皆さんはこの過失割合をどう思いますか?
