人格否定を繰り返す「モラハラ夫」
裁判所が認めた慰謝料200万円の事例
今回は、日常的に人格否定を繰り返すモラハラ夫に対し、裁判所が慰謝料200万円を認めた事例をご紹介します原稿。
💔 事案の概要
二人はマッチングアプリで出会い、結婚しました。
しかし、結婚生活が始まると、夫のモラハラが次第にエスカレートしていきます。
たとえば――
- ラーメン屋で妻が夫の器に箸を伸ばして一口食べたところ、
👉「意地汚い」「品がない」と罵倒。 - 家計の負担について相談すると、
👉「贅沢にもほどがある」「子どもなんか作らなきゃいい」と暴言。 - さらに、メッセージでは日常的に、
👉「頭おかしい」「狂っている」「キチガイ」などの言葉を連投。
このように、夫は妻の人格を否定する発言を繰り返していたのです。
⚖️ 裁判所の判断
裁判所は、夫の発言が社会的に許容される範囲を明らかに超える人格攻撃であり、
妻に深刻な精神的苦痛を与えたと認定しました。
そのうえで、夫の一連の言動を「違法」と判断し、慰謝料200万円の支払いを命じました。
また、夫が法廷で「自分の発言は正当だった」と主張した点についても、
裁判所はこれを一蹴し、
「自覚がないこと自体、問題である」
と厳しく指摘しました。
💡 弁護士の見解
モラハラは、身体的な暴力がなくても、
言葉や態度によって相手の尊厳を傷つける行為です。
この事例のように、
- 侮辱的な言葉を日常的に投げかける
- 配偶者を人間扱いしない
といった行為が続けば、裁判上も**不法行為(慰謝料の対象)**と認定されます。
裁判で200万円という金額は比較的高額であり、
それだけ夫の行為が悪質で、妻の精神的被害が深かったことを示しています。
✅ まとめ
- モラハラは、言葉だけでも慰謝料の対象となる
- 人格否定や侮辱が繰り返されると「違法」と判断される
- 本件では、慰謝料200万円を認定
