みんな誤解している不貞の知識!
別居したら不倫してもいいのか?
「別居しているなら不倫してもいいのでは?」
そう考える方も少なくないかもしれません。
しかし、裁判所の判断は必ずしもそうではありません。実際の事例をもとに見てみましょう。
🚨 事案の概要原稿
- 夫婦は、妻がコロナに罹患したことをきっかけに別居
- 別居から1か月後、妻はバイト先のスナックの客と交際開始
- 夫は離婚届に署名することに同意していた
- しかし、その後夫が探偵を雇って調査 → 妻の不倫が発覚
妻の交際相手(不貞男性)は「別居後の交際なので、すでに婚姻関係は破綻しており不貞ではない」と主張しました。
⚖️ 裁判所の判断
裁判官は次のように判断しました。
- 確かに婚姻関係は「破綻の危機」にあった
- しかし、完全に破綻していたとはいえない
- よって、妻の行為は不貞にあたる
💰 慰謝料と費用
ただし慰謝料は高額ではなく、次のとおりでした。
- 慰謝料:75万円
- 探偵費用:25万円
- 弁護士費用:10万円
合計で110万円の支払いが認められたことになります。
💡 ポイントと考察
- 別居=婚姻関係破綻とは限らない
- 離婚届への署名があっても、提出前であれば婚姻関係は継続中
- 裁判所は「破綻の危機」と「完全な破綻」を区別して判断する
つまり、「別居後だから大丈夫」と安易に考えるのは非常に危険です。
✅ まとめ
- 別居後の交際でも、不貞と認定される可能性あり
- 慰謝料額は事情により低額にとどまることもある
- 重要なのは「婚姻関係が完全に破綻していたかどうか」
