え!これでも過失あるの?
一時停止を無視した車と衝突したケース
「信号機のない交差点を普通に走っていただけなのに、右から一時停止を無視して突っ込んできた車にぶつけられた!」
こういう事故、納得できないと思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、まさにそのような事案において裁判所がどのように判断したのかをご紹介します。
🚗 事故の状況
- 被害車両:信号機のない交差点を直進
- 加害車両:右側から一時停止を無視、しかも減速なしで交差点に進入
- 結果:交差点中央付近で両車が衝突
被害車の運転者は「こんなん避けられるはずがない。過失はゼロだ」と主張しました。
⚖️ 裁判官の判断
しかし裁判官はこう判断しました。
- 一時停止を無視した右側の車の責任は非常に大きい
- ただし、被害車両にもわずかな前方不注意があったことは否定できない
そのため、被害車にも 10%の過失 があると認定しました。
💡 なぜ「ゼロ」にならないのか?
交通事故の実務では、「絶対にゼロ」という判断はかなり限定的です。
なぜなら、自動車を運転する以上、常に「前方の危険に備える注意義務」があるからです。
- 交差点に進入するときは「もしかしたら一時停止を無視する車がいるかもしれない」と予測すべき
- そのため「完全に避けられなかった」としても、若干の注意義務違反が指摘されやすいのです
✅ まとめ
- 一時停止無視で突っ込んできた車の過失は非常に重い
- それでも被害車にも「前方不注意」として**過失10%**が認められることがある
- 「ゼロ過失」は簡単には認められず、運転者には常に危険予測義務が課されている
🚨 交通事故でお困りの方へ
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「保険会社の提示する過失割合に納得できない」
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